司法統計に見る「DV離婚」の実態

離婚問題に関する司法統計『性別離婚申し立ての動機別割合の推移』によると、過去30年間で離婚理由に妻の暴力を訴える男性の割合が右肩上がりに増加しています。一方、夫の暴力を理由に挙げる女性の割合は減少傾向にあります。昔は暴力というと夫が妻を叩く殴るというイメージが強かったのですが、どうやら状況は逆転しているようです。

女性がきちんと自己主張できる社会になったと喜んではいられません。男女ともに物理的な暴力を伴わない「精神的虐待」を原因とする離婚が増加しているからです。DV法の施行以来、暴力は捉えどころのない形に変化し続けており、全体的な離婚率は増え続けているのです。

また、認められにくい「性格の不一致」の代わりにDVを離婚事由として悪用する事例も増えており、DVの実態を客観的に証明できなかったために不当な慰謝料請求に遭う被害例もあります。恨みを残さない離婚のために、弁護士などの専門家の知恵を借りることをお勧めします。